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金剛 釈珠様>
参考までに、もう少し放送装置のお話をさせてください(すみませんね)。
前回、415系は放送装置にHP1H2出力増幅器を使っていると書きましたが、
鋼鉄415系の先頭車には、HP1H2出力増幅器ではないものが使われています。
(先頭車の出力増幅器は乗務員室の助士側にあります。)
本体にスピーカとその音量調整つまみがついた少し大きいタイプです。
ただしこれはHP1H2出力増幅器にスピーカ機能を追加しただけのもので、
スピーカと音量調整つまみがついていること以外は、中間車のHP1H2出力増幅器と同じです。
これは他車からの放送を乗務員室でモニタリングするのが目的です。
それゆえ、自車からの放送では内蔵スピーカから音は出ません。
内蔵スピーカの位置は出力増幅器の設置位置によって異なります。
手ブレーキのところに設置されるものは、場所が頭よりも下になるため、
出力増幅器本体の正面にスピーカがあります。
乗務員室の通路側と助士側の境にあるハリに設置されるものは、場所が頭上であるため、
出力増幅器本体の底面にスピーカがあります(600代など)。
ちなみにJR東海の113系や115系などでは同じような目的で、
従来のHP1H2出力増幅器にモニタスピーカ接続のコネクタ(4ピン)を増設しています。
モニタスピーカはどの車両も運転台部分の天井に設置しています。
この掲示板の趣旨に沿った腰掛の話を少し…。
JR東海313系(静岡地区)の腰掛についてです。
静岡地区に313系が初めて導入されたとき、普通席は緑色(模様入)、優先席は灰色でした。
なぜだか知りませんが、運転席も優先席と同じ灰色です。
最近静岡地区に再導入された313系は、普通席も優先席も同じ色です。
再導入分は普通席も優先席も青色(模様入り)で、
窓に貼られた優先席ステッカーを見ない限り、どこが優先席なのかは分かりません。
(といっても、ステッカーの位置が微妙であるため、何人分が優先席なのか分からない)
しかし、運転席だけは従来通り、灰色です。
お年寄りが困っていたら、運転士が席を譲るのでしょうか…。
新しい313系の腰掛はよく分からないです。
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