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続けての投稿、ご容赦ください。
彼女の活躍を伝えるブログがありました。写真がメチャメチャかっこいいです。
http://sisimai.ti-da.net/e2296768.html
敗れた男性も、決勝まで勝ちあがってきた相当な力の持ち主ですよ。それを女性が完璧にねじ伏せてしまうなんて。こんなの生で見たら、夜も眠れなかったことでしょう。
沖縄大百科によると、「最初から組んでいるため、必ずしも体が大きなものが有利とはならないらしい」との記述があります。
http://word.uruma.jp/word/%B2%AD%C6%EC%B3%D1%CE%CF
しかし、これには幾分疑問が残ります。
大相撲を見ても、舞の海関のような小兵力士が最初から組んでしまえば、十両力士相手でも苦戦を強いられるのは明らかです。
増してや3本勝負であり、長引けば長引くほど小さい力士のほうが体力の消耗が大きいはずです。
それ以前に、体が大きなことが有利とはならないのなら、体重別にする意味すらありません。
もちろん体を活かして前に出ても寄り切りで勝負が決しないため、相手の重心を崩して倒す技術が必要なことは否定しませんが。
いずれにせよ勝敗を左右する大きな要素として、体の大きさがあることは間違いない事実でしょう。
素人の見解ではありますが。
にもかかわらず、体重60kgに満たない女性が、自分より大きな男性を次々と倒している事実をどう解釈すればいいのか!
おそらく70kg以下の軽量級でも、彼女は小さい部類に入るでしょう。
前回の投稿の際にはよく判りませんでしたが、中量級(70kg超~80kg以下)が開催される大会と開催されない大会があるとか。
開催されない大会では、中量級の力士も軽量級に参加するそうです。
つまり、軽量級でも最大80kgの力士と組む可能性が考えられるのです。
優勝を飾った金武町祭全島角力大会の一週間前に行われた与那原まつりは中量級の開催がなかったようです。
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-08-03-M_1-026-1_004.html
彼女はその大会でも4強に入っています。もちろん中量級の、圧倒的に体格で勝る男性力士を土俵に沈めたこともあったことでしょう。
そして、「来週、(軽量級が70kg以下で行われる)金武町で開かれる大会で優勝を狙いたい」と宣言し、見事に有限実行してしまったようです。
中量級の力士と一緒にやっても4強に入ってしまうのなら、なるほどうなずけます。
しかしそれにしても、体格のハンデを克服する彼女の筋力や技術はいかほどなものなのか。
数値的なことはわかりませんが、長袖のTシャツを着ていても、上半身の逞しさは判ります。肩幅も広く、二の腕も相当鍛えられている様子が伺えます。握力だって一般男性の平均値などはるかに凌駕していると思われます。
なにせ、自分より体の大きい男性力士のまわしを引きつけ、投げたりするのだから、並大抵の筋力でできる芸当ではないはずです。
それでいて、しなやかで女性らしい丸みを帯びた体つきは、筋肉隆々の女性ボディービルダーよりよっぽど魅力的です。
その男性顔負けの筋力と、技術と運動神経、勝負の勘、稽古にひたむきに取り組む姿勢など、柔道で培った財産があいまって、この実力を生み出しているのでしょう。
動画が見られるブログもありました。若い男性力士が相手ですが、技術的にも未熟なのか、全く彼女に歯が立たなかったようです。彼、ガンバレ!
でも、相手力士の背中の砂を払ってあげたり、勝った時に思わずこぼれた笑顔とか、女性らしさがいっぱいです。それだけ余裕だったのでしょうか。
http://blog.okinawabbtv.com/midori/index.php?itemid=10079
それにしても、何度も言うようですが、格闘技ですよ。女子の部でもあれば別ですが、100%男の世界ですよ。そこに女性が一人で参加して、時には優勝してしまうなんて。ありえないです。たとえ相手力士が手加減しながらも、それでも簡単に1回戦負けしたとしても、それだけでも凄いことであるはずなのですが。
常に上位に入る力士たちは、おそらく一般男性に比べれば大変な力自慢です。その人たちと互角以上の勝負をする女性が現実に存在するのです。
これからもさらなる活躍を期待しつつ、注目していきたいと思います。
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